REC 公式ブログ REC RECのソーラー(太陽光)パネルが環境製品宣言(EPD)を取得

RECのソーラー(太陽光)パネルが環境製品宣言(EPD)を取得

人と地球のために

太陽光エネルギーのパイオニア RECグループ(本社:ノルウェー)は、シンガポール工場で製造するソーラーパネル REC Alpha PureTwinPeaks4、他について、EPDノルウェーから環境製品宣言(EPD)を取得しました。
環境製品宣言(EPD)は、RECがソーラーパネルを製造する際、環境への影響を低減するため継続的に取り組んでいることを、第3者機関より証明されたもので、RECのソーラーパネルの環境負荷低減に対する継続的なコミットメントを確認するものです。

環境製品宣言(EPD)とは

環境製品宣言=EPD( Environmental Product Declaration)制度は、グローバルな環境宣言のためのプログラムです。各宣言は、完成品、生産プロセス、輸送のすべてのコンポーネントの環境影響を要約しています。第3者機関で検証されるEPDは、太陽光発電産業のステークホルダーに、客観的な比較のための貴重なデータを提供します。また、ソーラーパネルのカーボンフットプリント(LCF)の低さを証明するものでもあります。

技術革新によってサスティナビリティ―を高め環境製品宣言(EPD)を取得したソーラー(太陽光)パネル

REC GroupのCEOであるJan Enno Bickerは次のように述べています。
「RECでは、ソーラー産業の重要性が増すにつれて、より持続可能であるための責任も増していくと考えています。今日のお客様の多くは、ソーラー発電を行うことは良いことですが、どの程度良いことかは人により理解は様々です。そのため、RECは、消費される資源・エネルギーに注意を払いながらパワーを増大させるために、製品ポートフォリオを常に更新しています。EPDを取得した製品はすべて昨年発売されたもので、RECが自社の生産とソーラー産業全体をより持続可能なものにし、環境負荷を低減して生産に挑戦し続ける努力が成功したことを証明しています」。

REC TwinPeak 4は、REC独自のカーフアップサイクリングを用いてRECノルウェーが製造したソーラーグレードシリコンをベースに環境製品宣言(EPD)を獲得しました。この技術により、RECはウェハー生産プロセスの廃棄物であるカーフを高品質のソーラーグレードシリコンに変換し、シーメンスの標準プロセスと比較して炭素排出を最大96%大幅に削減することの成功。シリコン生産は、ソーラーパネル製造の中で最もエネルギー集約的な工程であるため、その改善によって大きな差が生まれます。

Twin peaks4
ソーラーパネル TP4

環境製品宣言(EPD)は、製品のサプライチェーン全体をも考慮したものです。REC Alpha Pureの場合、ドイツ産のポリシリコン、シンガポールで製造されるセルとモジュール、ヨーロッパで行われる設置によるケースです。REC Alpha Pureがよりサステナブルであるもう一つの理由は、鉛の含有量を排除し、ソーラーパネルがRoHSに準拠していることです。一般的なソーラーパネルに使われる鉛の量は微量ですが、急速に広がっていくソーラーパネルが耐用年数を迎えてリサイクルされる場合、環境に対して鉛の入ったソーラーパネルが与える影響は非常に大きく深刻な問題となります。

ALPHA PURE
ALPHA PURE ソーラーパネル

高まる持続可能性への要求

業界に参入して25年、RECは、生産から耐用年数終了までのソーラーバリューチェーン全体において、より多くのサステナビリティを求める市場からの要求が高まっていることを実感しています。RECの製品の寿命が25年以上であることを考えると、長期的な視点を持つことが不可欠です。メーカー自身のプロセスだけでなく、製品のサプライチェーン全体を考慮した環境製品宣言(EPD)は、オーナー様や意思決定者に持続可能性に関する太陽光発電のガイダンスを提供します。また、プロジェクト開発者が取引に応札する際の参加条件となることも増えてきています。

関連記事 RECは透明性のあるサプライチェーンを構築し太陽光パネルを製造しております。

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