◆株式会社村田製作所（以後、村田製作所）様の生産子会社、株式会社仙台村田製作所（以後、仙台村田製作所）様の事業所の自家消費型 太陽光発電施設にREC製のソーラーパネルを採用いただきました。
村田製作所様グループでは、「気候変動対策の強化」をマテリアリティ（重要課題）として設定し、再生可能エネルギーの導入促進の取り組みを進めていらっしゃいます。グループ全体の温室効果ガス削減の総量目標を実現する事業運営を行い、各事業所で省エネルギー化・再生可能エネルギーの利用を促進する投資を積極的に推進されています。村田製作所様グループにおけるRE100実現の一環として、仙台村田製作所様は令和4年4月1日より使用電力のすべてを再生可能エネルギーに転換するなど積極的に取り組まれております。（※仙台村田製作所様プレスリリースはこちら）
仙台村田製作所様は、電力供給網への負担軽減やCo2の排出削減に取り組まれ、太陽光発電設備のソーラーパネルにはREC Solar製品をご採用いただいております。
| 製 品 | REC370TP4 |
| 用 途 | 自家消費型 太陽光発電システム |
| 設置容量 | 600kW （DC出力） |
| 場 所 | 宮城県仙台市 |
自家消費太陽光発電設備のCo2削減効果（設置容量DC600kW）
※算定基準の電気代（１kWh=22円）は一般的な単価を設定しています。
| 一か月間の総発電量 | 75851kWh |
| Co2削減量 | 約31705㎏ |
| 削減できた電気代 | 約167万円（1kWh=22円として 、再エネ賦課金・燃料調整費含※） |
今回の仙台村田製作所様の太陽光発電設備のCｏ2削減効果は初年度1年間でおよそ220t（杉の木約15,000本が1年間に吸収するCo2量）の削減効果が見込まれ、この先20年間では約4000t（燃費10㎞/lの車で地球約430周分のCo2排出量に相当）のCo2の削減見込みです。
◆建物屋根上の自家消費太陽光発電設備にRECのソーラーパネルが選ばれる理由
自社の工場や事務所の上に設置される太陽光発電設備となるとコスト面も大事ですが、安心して仕事や生活をしていくためにも、安全な設備でなければなりません。一方で、電力を自家発電して自家消費するのでより多くの発電をすることで、Co2の削減はもちろん値上がりし続ける電気代の節約にも期待したいものです。設計や施工ももちろん大事なのですが、数多あるソーラーパネルでも保証期間やその性能などのスペックに違いがあり、しっかりと違いを理解したうえで選定することが大事です。
今回、仙台村田製作所様にご採用いただいたソーラーパネル（太陽光パネル）は、“REC370TP4”。
スタンダードなP型単結晶発電素子モデルですが、①機械荷重7000Pa（積雪で約2.3m）、②風圧荷重-4000Pa（傾斜角度20度で風速46m対応）、③製品保証20年/出力保証・25年後86％、④経年劣化率-0.5％/年というハイスペックな特長を持つソーラーパネルです。
①積雪対応については一般的なソーラーパネルが5400Paと積雪1.6mに対して、7000Paでは2.3mまでの耐圧仕様となっており、北日本や内陸山間部、日本海側などの積雪地で特に陸屋根などの角度のつかない設置に有利です。
②風圧荷重については一般的なソーラーパネルは-2400Paでは風速45mまで、-4000Paでは風速46m以上58mまでの仕様となります。（設置角度20度、高さ12m諸条件による）昨今、爆弾低気圧や猛烈な台風などの発生で瞬間最大風速が大きくなっており耐風圧も重要です。
③④業界では珍しい製品保証20年、出力保証が20年以上のメーカーは多いですが、製品保証が20年以上の長期保証をしている会社はあまりありません。しかし、実はこの製品保証が大きなポイントとなります。出力保証は一定の劣化率を基に毎年の出力保証値を設定し25年後まで保証するというものですが、実際、この出力保証による出力劣化は製品に瑕疵のない状態での出力劣化が対象となります。（※参考記事製品保証と出力保証）よって、出力劣化の原因が製品起因によるものとなる場合、製品保証の対象となるため、出力が下がっていても出力保証でカバーできず、製品保証の期間が重要となります。
設備投資をしていくうえで、初期投資もさることながら、前述のような、安全に安心して使える耐久性能、20年以上使う設備として相応したサービス・保証を備えているRECのソーラーパネルが選ばれる理由です。（※類似記事 ソーラーパネルの選び方）
