太陽光発電システムを導入したにも関わらず思ったような発電量が得られてないかもしれないという不安はありませんでしょうか。
事実、導入当初の日射量(過去数年の平均値)をベースにした「初年度」発電シミュレーションをもとに、実発電量がでているのかをモニターリングされることが多いかと思います。
しかしながら、昨今の異常気象により毎年の寒暖差は激しく、各年度の実際の発電量はどうなのかというところはあまり分かっていないという気がします。
弊社では、気象データをベースにした日射量を年度毎にシミュレーションソフトウェアに取り込み、実データとの比較が可能です。
太陽光の発電を妨げる要因としては下記のようなものがありますが、年度毎に丁寧に「日射量をベースにしたシミュレーションvs実発電データ」の比較を行うことで、問題の早期発見に繋がる可能性もあります。
太陽光パネルの経年劣化
太陽光パネルは、経年劣化によって発電効率が低下します。
太陽光パネルの表面の汚れ
太陽光パネルは屋外で雨風にさらされ続けているため、砂やほこりの付着、鳥のフンや落ち葉が蓄積してしまうことで、発電量が低下します。
太陽光パネルの不具合
太陽光パネル自体のトラブル(ガラスの破損、パネル内部の劣化)も発電量低下の一因となります。
外気温の影響
太陽光パネルには、パネル表面の温度が上昇すると発電効率が下がる特性があります。気温が高いとパネル温度も上昇し、日射量が多い日でも発電量が落ちてしまいます。
弊社でも上記の発電低下の影響を受けることなく期待する発電量が得られているかどうかを検証しております。
山梨県某所にある発電サイトのモニターリングを10年間していますが、運転期間と全く同一の期間の日射データを使用してシミュレーションをおこない、実データと比較してみました。

毎年の実発電量とシミュレーション比較データ
結果として、上述するパネル劣化の要因にも関わらず、毎年シミュレーションを大幅に上回る実発電量(10年平均で対シミュレーション比110%)が確認されています。
将来の発電量が気になる方、REC社製太陽光パネルを是非、ご検討いただき、お気軽にご相談ください。ご相談はこちら!
太陽光発電シミュレーションソフトウェアは、アリョール株式会社社製のSolar-Mesh(ソーラーメッシュ)を使用しています。このソフトウェアは気象衛星による解析により、正確な日射量を予測することを特徴としています。太陽光発電算定によく用いられるNEDOの日射量データベースは、国内837地点の一定期間の平均値によるものですが、ソーラーメッシュで利用している日射量データベースは、国内約15万地点(5kmメッシュ)の情報量があり、より精度が高いです。