REC 公式ブログ REC 積雪(多雪)地域には、適切な太陽光パネル選びと適切な施工が重要です

積雪(多雪)地域には、適切な太陽光パネル選びと適切な施工が重要です


新年明けましておめでとうございます。今年もREC Solarを宜しくお願いいたします。

昨年末から東北及び北陸を中心に大雪の影響がかなり出ています。

以前にもブログにてご紹介しておりますが、弊社パネルは積雪荷重が最大で7,000paあり業界平均(5,400pa)と比べて約1.3倍の強度があります。パネル裏面に2本のサポートバー(シルバー部分)で保持しており、たわみやよじれに強い構造となっています。

RECソーラー 太陽光パネル TP5シリーズ
RECソーラー 太陽光パネル TP5シリーズ サポートバー 積雪に強い
たわみが少なく積雪荷重に強い

そのような背景もあり、弊社では北陸地方、東北地方に注力した営業活動を展開していますが、現地を訪問していて気づいたことがあります。

パネルメーカー各社が発行する施工マニュアルに記載されている取付方法に従い工事会社は施工していますが、明らかに強度が保持されていないと思われる方法で設置されている事例が散見されることです。

雪国においても多くみられるハゼ折半屋根に、掴み金具直付けで屋根なり設置が多いのは施工費用が抑えられる為ですが、9割のパネルメーカーは実はその際の積雪荷重の値を設けていません。

添付は主要各社5社の施工マニュアルを弊社が独自に調べた内容をまとめたものですが、弊社以外は直付け金具を用いた際の荷重の記載がないのです。

太陽光パネルメーカーの積雪対応一覧

太陽光メーカー積雪基準一覧

実は弊社においても直付け金具による設置の場合は4,500pa(垂直積雪量1.5m/㎡)という積雪荷重となります。

冒頭の最大7,000paという値は横置きで縦桟2本を用いてパネルの変形量を抑える配慮をした際の数値となっています。

ただこの場合は縦桟を用いることで鋼材の価格が上がる(20,000円/kW前後)為にコストが上がり、現場では敬遠されている傾向があるのです。

しかしながら、施工費用を抑えることに注力するあまり、必要な積雪荷重を満たしていない物件で雪害が発生してしまった場合にはメーカーからは何も保証を得ることができません。ここは非常に重要なポイントですが、あまり周知されてないのではと考え、今回触れさせて頂きました。

積雪(多雪・豪雪)地域への太陽光発電設備の設置をご検討のお客様は、是非、弊社REC Solarまでお問い合わせくださいませ。

 

■RECグループについて

RECグループは、1996年にノルウェーで設立され、クリーンで競争力のあるソーラーパネルを提供している国際的な企業です。RECは太陽光発電で世界的に認知され、信頼されている企業であり、これまで数々の特許取得済みのソーラーパネルを生産してきました。RECの製品は、最先端のインダストリー4.0のラインで製造されており、高効率で高品質の特長を持っています。また、1996年に設立されて以来、一貫して低いカーボンフットプリントの実現を追求してきました。現在ノルウェーに本社、シンガポールに事業本部があり、さらに北米、ヨーロッパおよびアジア・パシフィックにも販売拠点があります。親会社は年間約1,050億ドル(14.4兆円)の売り上げがあり、フォーチュン・グローバル500の企業であるReliance Industries Limitedです。

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